WordPressにかかる料金まるわかりガイド!費用別に解説

費用を抑えてブログやホームページを作成したい場合、WordPress(ワードプレス)の利用が候補になりますが、気になるのがその料金ではないでしょうか。

ちなみに、WPセンターブログもWordPressで自作しているのですが、年間の費用は合計で約15,000円程度で済んでいます。独自ドメインとサーバー費用が維持費としてかかっています。

このように安価でブログやWebサイトを始められるのがWordPressの魅力です。今回は、WordPressを始めるのにかかる費用を相場を交えながら解説していきます。

wordpress保守サービス

WordPressを利用する時にかかる費用一覧

gray pen beside coins on Indian rupee banknotesWordPressを利用する際にかかる費用は以下のようになります。

  1. WordPressの基本料金(オプション)
  2. レンタルサーバー代(必須)
  3. ドメイン取得・維持費(必須)
  4. テーマ費用(オプション)
  5. プラグインの費用(オプション)
  6. 保守運用を外注する場合の費用(オプション)

以下、それぞれの費用について詳しく解説します。

WordPressの基本料金(オプション)

WordPressの基本料金は、WordPress.orgの場合は無料で、WordPress.comの場合は無料プランと有料プランがあります。以下でそれぞれの違いについて説明します。

WordPressには2つの種類がある

WordPressには、WordPress.comとWordPress.orgの2種類があります。

WordPress.comは、WordPressの公式サイトで提供されているホスティングサービスであり、WordPress.orgは、WordPressのオープンソースソフトウェアをダウンロードして、自分でサイトをホストすることができる自己ホスティングのオプションです。

WordPress.comでは、サイトの作成に必要な機能やテーマ、プラグインが事前に用意されていますが、制限が多く、自分でカスタマイズできない機能や広告が表示されます。一方、WordPress.orgでは、WordPress自体は無料で、独自ドメイン名と専用のWebホスティングプランを購入する必要がありますが、自由にサイトをカスタマイズすることができます。WordPressと言った場合には、基本的にWordPress.orgによる自作を指すことが多いです。本ブログもこちらを利用しています。

WordPress.comにある5つのプラン

WordPress.comには、以下の5つのプランがあります。

  1. フリープラン
  2. パーソナルプラン
  3. プレミアムプラン
  4. ビジネスプラン
  5. eCommerceプラン

それぞれのプランの特徴を見ていきましょう。

フリープラン

  • 料金:無料
  • ストレージ:3GB
  • デザイン:無料テーマのみ利用可能
  • 広告:WordPress.comの広告が表示される
  • 独自ドメイン:利用不可

パーソナルプラン

  • 料金:月額1100円/年額500円
  • ストレージ:6GB
  • デザイン:無料テーマのみ利用可能
  • 広告:WordPress.comの広告が表示されない
  • 独自ドメイン:利用可能

プレミアムプラン

  • 料金:月額2100円/年額900円
  • ストレージ:13GB
  • デザイン:全てのテーマが選択可能
  • 広告:WordPress.comの広告が表示されない
  • 独自ドメイン:利用可能

ビジネスプラン

  • 料金:月額4600円/年額2900円
  • ストレージ:50GB
  • デザイン:全てのテーマが選択可能
  • 広告:WordPress.comの広告が表示されない
  • 独自ドメイン:利用可能
  • ビジネス向けの機能が利用可能

eCommerceプラン

  • 料金:月額8000円/年額5220円
  • ストレージ:50GB
  • デザイン:全てのテーマが選択可能
  • 広告:WordPress.comの広告が表示されない
  • 独自ドメイン:利用可能
  • オンラインストアの機能が利用可能

どちらのWordPressを選ぶべきか

以上が、WordPress.comにある5つのプランの概要です。
正直なところ、もし個人で利用する場合は強い理由がない限りWordPress.orgによる無料でサイト制作を選択されることをおすすめします。
法人でWordPress.comを選択する場合、オリジナルテーマの利用が可能な「ビジネスプラン」がおすすめです。

但しまだまだ拡張・カスタマイズ性に限界があるので、法人で利用する場合は「WordPress.org」一択だと考えられます。

WordPressのレンタルサーバー代(必須)

WordPressを利用するためには、レンタルサーバーが必要です。代表的なレンタルサーバーには、さくらインターネット、ロリポップ、XSERVERなどがあります。料金は、月額500円から数千円程度まで幅広くあります。

代表的なレンタルサーバーと、その料金プランは、以下の通りです(2023年10月現在)。

レンタルサーバー料金プラン
さくらインターネット月額128円~2,122円
ロリポップ月額99円~2,200円
XSERVER(36ヶ月契約)月額693円~2,772円
ConoHa WING(36ヶ月契約)月額678円~4,235円
お名前.com月額891円~1,430円

各サーバーの詳しい比較は下記の記事を参考にしてみて下さい。

WordPressのドメイン取得・維持費(必須)

a computer screen with a remote control on it

自分のサイトを公開するためには、独自のドメインを取得する必要があります。本ブログでいうところの「wpcenter.jp」にあたるものです。

ドメイン取得費用は、種類によって異なりますが、一般的には1,500円前後です。更新費用も同様に1年単位で支払う必要があります。レンタルサーバーを契約すると、無料でドメインがもらえる場合もあります。例えば、「ロリポップ!」では、レンタルサーバーの契約で1つ分のドメインが無料で提供されます。ただし、ドメイン取得費用が安い場合でも、更新費用が高額になる場合があるため、注意が必要です。

WordPressのテーマ費用(オプション)

white smartphone on two softbound books

WordPressにはその見た目を決めるデザインテンプレートが必要です。WordPressにはデフォルトで数千以上の無料テーマが用意されています。基本的に無料のテーマで十分に機能的なものが見つかりますが、どうしても必要な場合は有料テーマという選択肢もあります。価格帯は10,000円〜25,000円程度で、購入特典としてマニュアルやサポートも受けられます。

おすすめの無料テーマは以下の記事も参考にして見て下さい。

ただし既存のテーマをカスタマイズして制作すると、どうしても元のテーマのアップデートなどに影響を受けてしまうことがあります。
そのため、コーポレートサイトなどを構築するとはゼロベースでテーマを構築することが一般的になっています。

プラグインの費用(オプション)

flat screen monitor

WordPressのプラグインには無料のものもありますが、機能が充実している有料のものも多数存在します。有料プラグインの費用相場は、数千円から数十万円に及びます。ただし、必ずしも高価なものが優れているわけではなく、用途に合わせて選ぶことが重要です。

以下に、代表的な有料プラグインの費用相場を示します(2023年10月現在)。

  • Yoast SEO(SEOプラグイン):無料版あり、有料版は年間1サイトあたり90 USD(約15,000円)
  • WPForms(フォーム作成プラグイン):年間1サイトあたり49.5 USD(約7,500円)から
  • Jetpack(多機能プラグイン):無料版あり、有料版は年間1サイトあたり1,295円 から
  • Gravity Forms(フォーム作成プラグイン):年間1サイトあたり59ドル(約9,000円)から
  • WooCommerce Subscriptions(定期購読プラグイン):年間1サイトあたり199ドル(約30,000円)

WordPressの保守運用を外注する場合の費用(オプション)

person using macbook pro on white table

無料でも利用できる便利なWordPressですが、唯一の弱点としてセキュリティの脆弱性が挙げられます。WordPressのセキュリティレベルを高く保つためには、バージョンを最新に保ったり、万が一に備えてバックアップを取るなどの継続的な保守作業が必須です。自分で保守を行うことも可能ですが、専門の外注サービスも存在しています。

以下に、代表的な12社のサービス料金を参考にした料金を示します。導入にあたって必要な初期費用と月々の保守費用がかかる場合があります。

2023年最新12社 WordPress保守サービスの初期費用の比較データは以下の通りです。

平均値26,000円
最高値80,000円
最安値0円

次に月額費用の比較データです。

平均値33,024円
最高値88,000円
最安値8,800円

WPセンターも安心サポートとして、WordPressの保守代行サービスを提供しています。詳しくは下記の記事に書いてありますので、興味のある方は参考にしてみて下さい。

まとめ

ブログやホームページを低コストで作成したい方に最適なWordPress。この記事では、WordPressを利用する際にかかる費用やプランをわかりやすく解説しました。

まず、WordPressにはWordPress.comとWordPress.orgの2種類があります。WordPress.comは公式サイトで提供されるホスティングサービスで、無料プランからビジネス向けの有料プランまで選べます。一方、WordPress.orgはオープンソースソフトウェアで、自由にカスタマイズ可能ですが、独自ドメインと専用のWebホスティングプランが必要です。

次に、レンタルサーバー代やドメイン取得・維持費について。レンタルサーバーの料金は月額500円~数千円程度で、ドメイン取得費用は一般的に1,500円前後です。また、有料テーマやプラグインも利用できますが、無料のものも充実しているため、必ずしも高いものを選ぶ必要はありませんが、既存のテーマを選んでカスタマイズする際は注意が必要。

最後に、保守運用を外注する場合の費用です。平均して、外注サービスの初期費用は26,000円程度、月額費用は33,024円程度かかります。自分で行うこともできますが、外注することでセキュリティ強化に必須の面倒な保守作業を丸投げすることができます。

仮に必須の費用だけで始めようとすれば、驚くほど低コストでブログやWebサイトを運営することが可能です。

Q&A

Q1: WordPressを始める際にかかる最安の費用はどのくらいですか?

A1: ミニマムではレンタルサーバー代とドメイン取得・維持費だけでOKです。安ければWPセンターと同様に年間15,000円程度で運用できると思います。

Q2: WordPress.comとWordPress.orgの違いは何ですか?

A2: WordPress.comは公式ホスティングサービスで、無料プランから有料プランまで複数のプランが用意されています。制限が多く、カスタマイズが限定されますが、簡単に始められます。一方、WordPress.orgはオープンソースソフトウェアで、自分でサイトをホストすることができます。自由にカスタマイズが可能ですが、独自ドメインとレンタルサーバーが必要です。WordPressと言ったときには、基本的に後者を指します。

 

おすすめ記事
御社のWordPress ハッキングへの対策は万全ですか?
WordPressの保守運用代行サービスがあることをご存知ですか?無料で便利な一方 常にハッキングのリスクがつきまとうWordPress その不安を解消するために多くの法人や制作会社はWordPressの保守運用代行サービスを利用しています。こちらの記事ではサービス内容や費用相場を紹介しています。
tips
WPセンターブログ | web担当者のためのWordPressガイド

コメント

タイトルとURLをコピーしました